というわけでね、最近リモートワーク(テレワーク)の話題が人気なので便乗というわけではないのですが、さらしてみようかと思います。
フルリモートになった時のエントリは以下です。




フルリモートを始めた経緯とかはこのエントリを見て下さい、って書こうと思ったのに書いてなかったですね。知り合いにはなんとなく話しているかもしれません。


経緯

ということで、いい機会なのでまずはフルリモートを始めた経緯から書いておきます。

フルリモートをしようと考えた一番大きな要因は、 小1の壁 です。


他にも細々した理由はつけようと思えば付けられますが、これが理由の90%以上を占めています。
で、これを解決するには我が家の場合には私がフルリモート(もしくは午前出勤、午後は自宅作業という形態)で働く選択をした方がよさそうだという判断をしました。(最悪、フルリモートを許可してくれる会社に転職、もしくはそういう会社が見つかるまでフリー、という可能性も考慮していました)

そのあたりのことを会社に(最悪のケースまで含めて)相談したところ、フルリモートの体制を整えてくれたということで、現在に至ります。

前提

子どもの面倒をみるためにフルリモートをしているので、世間一般で言われているリモートワークの懸念事項だとか問題点だとか、当てはまらないことが多々あると思います。
例えば、「子どもに邪魔されない作業環境が必要」のような意見も見かけたことがありますが、宿題の質問を受けたり、宿題で音読があったりすると聞いたり、「学芸会の劇の練習しないといけない」とかだと相手役を努めたり、友達が遊びに来て周りで騒ぎ回ってたり、そんな環境で仕事をしています。
なので、まったく参考にならないかもしれませんが、こういうケースもあるんだよというサンプルにでもなればと思って書いていきます。

一日の流れ

ということで、ようやく一日の流れを見ていきたいと思います。

■ 朝
大体、7:50とか8:00くらいに3歳児 x 2を保育園に連れて行くために家を出るので、それまでに朝ごはんを食べさせたり、着替えをさせたりといった準備をする感じです。
「在宅勤務でも着替えろ」というアドバイスも見かけますが、保育園に行くので普通に着替えます。
帰ってきて、8:30に仕事を始めます。
仕事中は基本的に会社と音声会議をつなぎっぱなしです。弊社はOffice365を導入しているため、音声会議にはTeamsを利用しています。が、前述した通り、周りで子どもが騒いでることがよくあるので、こちらのマイクは普段はOFFにしていて、話をする必要があるときにONにする感じです。

■ 昼休み
週に2, 3日くらいは、昼休みを利用して近所のスーパーやドラッグストアに買い出しにでかけます。
その他の日は、ご飯を食べた後に余裕があれば掃除機かけたりすることもあります。
月に1, 2回くらいは、近所のお店にご飯を食べに出かけることもあります。
予約してた図書館の本を取りにいったりもします。

■ 午後
15時~15時半くらいに小学生の子どもが帰ってきます。
ここまでにその日の進捗をどれだけ上げられるかが勝負です。
で、17:30くらいまで仕事をしたらその日の作業は終了です。PCをシャットダウンして保育園にお迎えに行きます。これ以降は会社用PCは触らないようにしているので、働きすぎ問題も無関係です。
ちなみに、弊社の定時は9-18ですが、勝手に(上司には断ってるけど、日報には9-18で付けているので「勝手に」)30分のシフト勤務をしています(8:30-17:30)。そのため、保育園の延長保育を利用せずに済んでいます。
保育園から帰ってくると、夕食を作って子どもたちと食べ、風呂に入れて寝かし付けをします。
で、22時くらいからようやく1, 2時間程度自分の時間が取れます。(これを書いているのも主にその時間帯です)
これが通常の平日の流れです。

イレギュラーケース

当然、人生にはイレギュラーがつきものです。
■ 出勤日
弊社は月に1回全社会議があるので、なるべくそのタイミングで出社するようにしています。フルリモートとは言え、物理的な制約のあるタスク(書類の受け渡しとか、書類にハンコ付いたりとか)があったりするので出社のタイミングでこなすようにしています。
出勤すると9時スタートになってしまうので、保育園のお迎えの後に30分くらい追加作業をしたりします。
「子どもが熱出したので行けません」ということもあったりして、実際、年末くらいから出社のタイミングを逃しているうちに今の騒動になったので、次はいつ出社するかなーという状況です。

■ 子どもの体調不良
子どもが熱を出したりして保育園・小学校を休んだりした場合でも、仕事ができる(まともにできるとは言っていない)のがフルリモートのいいところですね。
一応、会社(チーム)には状況を説明しておいて、病院に連れて行ったりするのは時間休で対応する感じです。
さすがに小学生にもなると体調不良時に騒ぐということはないのですが、保育園児だとちょっとでも調子が良くなると平気で騒ぐので、ミーティングに子どもの声が入り込むということもよくあります。
幸い(?)ミーティング中に子どもが話しかけてきたらスピーカー越しに返事を返すような人とか、出社のタイミングで「サツバツとした(してない)執務室に子どもの声が聞こえてくるとなごむ」とか言ってくれるので、上司・同僚に恵まれています。

■ 学校の長期休暇
言うまでもありません。夏休みとか今現在とかです。なるべく普段どおりに仕事をするようにしています。一番めんどくさいのが昼ごはんですね。
自分ひとりであれば「今日はめんどくさいから冷凍うどんをチンして卵と醤油でもかけときゃえぇわ」とか「適当に冷蔵庫の残り物でも食っとくか」で済ませればいいのですが、子どもがいると(しかも長期)そういうわけにもいきません。

フルリモートを支えるアイテム

なんかこれだけでもエントリになりそうなサブタイトルですが、フルリモート用に買ったり準備したりしたアイテムやサービスを思いつくままに列挙しておきます。

■ バリスタ
リモートが決まったタイミングで借りました。

ネスカフェアンバサダーの家庭向けみたいなヤツですね。粉とかの定期購入していればマシンを無料で貸してもらえるサービスです。(ちょっと割高なので定期購入は最低ラインでそのへんであんまり売ってないような商品にしておいて、普段は近所のスーパーで粉が安売りしてるときに仕入れてます)

■ 会議用スピーカー
会社と常時音声接続することが決まったタイミングで会社から貸与されました。

スピーカーの物理ボタンでマイク/スピーカーのON/OFFや音量調整ができるので便利です。

■ ネックスピーカー
孤独な一人気ままなリモートワークなので、音楽を聞く時とかに使います。

PC(プライベートマシン)で音楽を再生していますが、PCのスピーカーは音が悪いし、イヤホン / ヘッドホンだと音声会議の音が聞こえなくなるので使えません。また、外付けのスピーカーだと子どもが宿題したりテレビ見たりする邪魔になったりするので、ネックスピーカーにして正解でした。
音質は、PCのスピーカーよりはいいけど、3980円くらいの(有線)イヤホンには負ける感じですが、そこまで耳が肥えてないので十分です。

■ 椅子
そのへんの椅子で作業してたら腰が限界に来たのでゲーミングチェアを買いました。

色んなところが動くので子どもたちの絶好のおもちゃになっています。
ちなみに妻には「スポーツカーの運転席みたい」という感想をいただきました。

■ 食材宅配サービス
夕食です。あらかじめ選んだメニュー(レシピ付き)の食材を毎日家まで持ってきてくれます。値段だけ見れば多少割高ですが、食材の買い出しでメニューに悩む必要もなければ食材ロスもないので実際便利。これがなければ我が家の夕食は壊滅していたことでしょう。

おわりに

ということで、適当に思いつくままに書いてみましたがいかがでしたか?
某短文投稿サイトとかで主流の意見とは違った環境でのリモートワークでもなんとかなってます、という事例になっていればいいなと思います。
ここで書ききれなかったこととか、頭から抜けてるようなことがあるような気がしないでもないですが、思い出したタイミングに気が向いたら書くかもしれないです。

現場からは以上です。